大栗川通信

元記者でマーケターになった中年男「サパロメ」が、本や映画(アニメ、テレビ)や家電のレビュー、育児やブログ運営、ダイエットなどについて雑記をつづります

「超英雄祭」の感動を通じて一体感の力強さと感情の二面性について考えた

 以前、息子にせがまれて「スーパー戦隊」と「仮面ライダー」の合同コンサート「超英雄祭」へ行ってきました。

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 両シリーズの出演者らによるトークショーや、歴代シリーズの主題歌を歌うアーティストが続々と登場し、熱唱するという内容です。最後を飾ったアーティスト「氣志團」の登場で会場の興奮は最高潮に達し、親も大満足、3歳の息子も3時間の長丁場に一切グズることなく、親子で楽しい一時を過ごすことができました。

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 久々のライブ会場で感じたのは、一体感を得ることの素晴らしさです。「スーパー戦隊が大好き!」「仮面ライダーが大好き!」という価値観を軸に、言葉を交わすことはなくとも、会場にいた多くの人たちと仲間になれたような興奮と感動を味わうことができました。

 こうした一体感は、ありとあらゆる集団の中で感じることができます。例えば、地元の友人たちとサーフィンを楽しむ時。最高の波に乗れた後の高揚感を隠し切れない同士、波待ちをしながら「今の波に乗っておけばよかった…」と悔やんでいる同士などは、言葉を交わすことなく、一体感を得ることができます。

 企業に属する個人としての私であれば、「より良いサービスを」と同僚たちと切磋琢磨し、良い改善の切り口を発見して共有し合った時や、ユーザーからの厳しい意見に凹みつつも、改善の糸口を発掘できたときなどにも感じます。

 個人的には、こうした一体感が、集団や組織を大きく前進させるための原動力の一つになっているのではないかと思っています。新しい人材が加わった時、新しいサービスがリリースされた時ももちろん、大きく前進します。一方で人材力や商品力を最大限に発揮するにはモチベーションが非常に重要で、それを高める最大のキーワードは、一体感なのではないかと、冒頭のコンサートや日頃の仕事や遊びを振り返ると、そう考えずにはいられません。

 以前、尊敬する先輩はしきりに「いくらきれいごとを並べても、結局のところ、人間は感情の生き物であることに変わりはないと思う」と言っていたことを思い出します。人は感情に流されるから、時には誤った判断をしたり、残酷な言動に走ってしまうこともあります。しかし、「自分は一人じゃない」「こいつらと一緒に何かを成し遂げたい」という感情に後押しされるからこそ、高橋優とONE OK ROCKの言葉を借りると、「人は一人では成し得ない場所を求めて、明日の景色を変えていこうとする」のではないかとも、思います。

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