大栗川通信

元記者でマーケターになった中年男「サパロメ」が、本や映画(アニメ、テレビ)や家電のレビュー、育児やブログ運営、ダイエットなどについて雑記をつづります

ネタを引き出す記者たちが重宝する情報収集方法7選

 ブログ更新のネタに困ること、ブロガーのみなさんならあるのではないでしょうか。同じように日々、ネタに困っているのが記者。そこで今回は、記者の情報収集方法について7つに整理し、それぞれの解説をしていきたいと思います。

(1)サイト更新巡回ツール

 「WWWC」というサイト更新の自動巡回ソフトを活用する記者は多いです。このソフトは、更新をチェックしたいサイトをあらかじめ登録しておけば、そのサイトが更新されているか否かをチェックすることができます。URLを最大30個同時に更新チェックできるそうで、非常に高速かつ効率的な更新チェックが可能です。あるいは、「はてなアンテナ」ですかね。

 ただ、個人的には少し精度に問題がある印象はあります。具体的には、「あるサイトのニュースリリースの更新だけ知りたい」という時など、ほかの情報更新も「更新」と認識してしまうようなので、アクセスしても欲しい情報が更新されていないということはよくあることです。30サイトチェックして、5サイトくらいが欲しい情報である、という感覚でした。

 とはいえ、タブブラウザで一気に複数サイトを開き、一個一個確認しても10分かからない作業なので、1日に何本も記事を書く方などは、いいかもしれませんね。

(2)RSSリーダー

 説明不要かもですが、念のため。更新情報を「RSS」や「RDF」、「XML」などという形式で受信するリーダーのことで、上記のサイト更新ツールよりも実用性が高いです。サイト更新ツールが「このサイトが情報更新したっぽい」とのメッセージを知らせるのに対して、こちらは更新情報の見出しとリードを教えてくれるイメージなので、わざわざそのサイトにいかなくても、更新情報の概要をおおよそ把握することができるのです。

 そのため、RSSを吐き出しているサイトであれば、基本的にはこのRSSリーダーに登録しておくといいでしょう。記者時代はGoogleリーダーを使っていましたが、今はお亡くなりになってしまったので、「Feedly」あたりですかね。これで対応できないものに関しては、サイト更新ツールという使い分けですかね。

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(3)メルマガ

 RSSリーダーやサイト更新ツールでは膨大な情報になってしまうニュースサイトや、苦手分野で読むのに時間がかかってしまう情報だけれど気になる分野の情報を扱うサイトの情報などは、メルマガ登録しておき、毎日ではないけれど、週に1回とか時間があるときに確認するといいかもしれません。

 個人的には、ニュースサイトでいうと日経などはRSSリーダーでチェックしてしまっていますが、医療ニュースサイトのM3やIT・エンタメ系を扱うマイナビニュースなどは、メルマガでチェックしています。Webマーケティング関係など苦手分野は、「ferret」というサイトなどのメルマガを購読しています。使い方としては、こんなイメージ。

(4)ソーシャルメディア

 サイトで定期的に情報更新していないけれど、視点が素晴らしかったり、「今日読んだいい情報」などをFacebookTwitterなどで紹介している有名人や友人の情報に関しては、ソーシャルメディアですかね。まあ、これはこれ以上説明する必要はないでしょう。結構、ソーシャルメディアでいい情報を得られる角度は高く、Facebookでの情報収集をベースにしてしまっている人も多いですね。

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(5)Google先生2ch

 説明不要ですかね。情報収集の入り口としてネットサーフィンしたり、この話題はネット上でどう語られているのか、ということで2chを見ることも多いですね。

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(6)本や雑誌

 オンラインの情報だけではやはり限界もあります。個人的には、ネタの収集先としてよりも、個人能力のレベルアップのため教材という感覚と、話題の本や良書などでレビューして記事にする、という感じですかね。記者の活用ということであれば、同じく勉強のための教材の意味と、もうひとつはインタビューする識者を探す手段の一つ、という感じですかね。

 雑誌ということであれば、週刊文春週刊新潮日経ビジネス東洋経済週刊ダイヤモンドは定期的にチェック、という感じでしょうか。まあ、個人的には記者時代、ほぼチェックしていなかったですが。

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(7)電話や直接取材

 やはり、記者はこれですね。説明するまでもないですが、「この人」という各分野のキーマンを定期的に訪れたり、電話をしたり、飲みに行ったりすることで得られるのは、なかなか表に出てこない情報であることが多く、まさにニュースになりやすいのです。

 ただ、当時と比べてオンライン上にかなり多くの情報が出てくることがほとんど。記者はアナログでの情報収集を必須ですが、ブログであればほぼオンラインでいけるのではないでしょうか。ということで、ネタがないのでネタ収集についてまとめてみました、お粗末。

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