大栗川通信

元記者でマーケターになった中年男「サパロメ」が、本や映画(アニメ、テレビ)や家電のレビュー、育児やブログ運営、ダイエットなどについて雑記をつづります

愛を語るより、人の振り見て我が振り直そう

 今日は息子を怒りすぎてしまい、自己嫌悪。いくら正しいことを語ろうとも、それはあまり意味がないと、経験上、理解しています。優先すべきは言葉ではなく、親の行動であると。

 どうでもいい情報で恐縮ながら、初めてカラオケで歌った歌は、WANDSの「もっと強く君を抱きしめたなら」でした。そのWANDSの「愛を語るより口づけをかわそう」という曲がありますが、何というか、とても伝えたいメッセージがよく分かりますよね。理屈っぽい男って、女性に嫌われますから。

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 それと似た感じと言ったら何ですが、3歳くらいまでの子どもに言葉でいくら怒っても、あまり意味はないそうなんです。地元の子育て支援センターの方から聞いたお話ですが、いくら言葉で子どもに怒っても、子どもは「怒られた」という記憶しか残らず、その怒った言葉の意味はあまり理解できないそうです。

 なので、この方からアドバイスいただいたのは、怒りたくなっても、そういう状況を招いてしまった親の責任と考えて、怒らざるを得ない状況にならないよう、例えばこぼさない容器で飲み物を与えるだとか、そういう工夫を親の方ですべき、ということでした。

 その上で、親としてできることは、言葉で怒ることなく、見本となる態度で示すだけ、ということでした。

 確かに、子どもの観察力は素晴らしく、親の取った行動を正確に記憶し、それらを真似ます。最近では、親指を立てて「グッド」というジェスチャーをよくやるんですが、これを見ていたからでしょう、何かにつけて息子もグッドサインをするようになり、先日は布団を敷いていたら、息子から上から目線のグッドサインをいただき、かわいいのか腹立たしいのか、よく分からない感情に見舞われました。

 そういう認識ではあるものの、今朝、息子が食べていたパンを足で踏みつけていたのを目撃してしまうと、「ちょっとこれは許せん!」と、「人間は命を奪って食べることで生きている」だとか「感謝の気持ちを持たずに食事する人は食べ物にありつけなくなる」など、冷静に考えれば「そんなこと3歳児に言っても分かるわけないだろう」というようなことを、延々と語り、息子の行動変容に期待をしました。

 そんなことしたって、意味ないっすよね。人を傷つけたりなどのことは緊急避難的に止めることは必要でしょうけれど、それ以外は怒らずとも、簡潔に「いけないことだよ」と言うに留めて、日常の自らの行動を改めるしかないんですよね、本質的に子どもの行動を修正するには。

 また、妻の言動を見ていて、そう思うこともありますよね。人の振り直そうとする前に、我が振り直せよと。ただ、そのことはそっくりそのまま、自身にも当てはまりますよね。何よりの起点は、我が振り直せであるのなら、人のことああだこうだ言う前に、まずは自分だと。

 ということで、息子をクソ真面目に叱る前に、まずは自分だと再認識する一方、本日も安定の深酒と夜更かしの状況です。子育てって本当に、自分自身の生活や生き方のきっかけになりますよね、まあ、現時点ではそう思うだけですが。

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